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旅限無さまの著作が朝日新聞の天声人語でpart2

旅限無さまの著作が朝日新聞の天声人語で紹介されました!→■【天声人語】
2007年02月11日(日曜日)付
まずネットで読みに行ってまいりました☆

来たる3月の松山でのスケジュールも好意的に紹介されていて
いままで私が持っていた「天声人語」のイメージ
払拭されてしまいそうなイキオイです<ェ

そして
上記ページの右端にある「特集」の「中国最新ニューストピックス」にあった
「持ち点0で発禁も 中国で活字メディアに言論違反切符制」
という記事を置く思惑がなんだかなぁ…とかふやーっと。

さて、紙媒体の新聞紙の方もこれから拝読してまいります。
新聞を読みに行くのがこんなに楽しいと思うのは本当に久しぶりです♪
読了後の寸感はアップするかどうかはわかりません。
やくたいもないおバカなこと漏らしてしまいそうだし・・。
(我慢のできないワタシは悪い子でしゅ)



【天声人語】2007年02月11日(日曜日)付

 「ヨコタテ」といえば、翻訳を少々揶揄(やゆ)した言葉だ。横文字を縦に置き換えるだけではないか——。だが中村吉広さん(48)の『チベット語になった「坊っちゃん」』(山と渓谷社)を読むと、翻訳が、言葉の置き換えを超えた異文化のぶつかり合いだと分かる。

 中村さんは98年から4年間、チベット仏教を学ぶため中国青海省の民族師範学校に留学した。最後の1年は請われて日本語講師となり、チベット人教師や教え子と、漱石の『坊っちゃん』の翻訳に取り組んだ。

 題名は、貴族の子息への敬称をそのまま使えた。だが冒頭の「親譲りの無鉄砲で……」で早くも思案する。名調子は結局、「父母の慎重さを欠く気質を受け継いでいたので」と律義な訳に落ち着いた。

 以降も山あり谷あり。「赤ふんどし」とは何?「茶代」って賄賂(わいろ)? 「猫の額程な町内」も、無辺の地に暮らす人には分かりづらい。「漢学教師」は「中国語の先生」とは違う、などと互いの文化、風土を行きつ戻りつ、全体の3割まで訳した。だが中村さんの帰任で中断する。

 その中村さんと、日本に留学中の当時の教え子7人が来月、小説の舞台の松山市に集う。著作を読んだ愛媛大学の有志らが、完訳を支援しようと「翻訳合宿」を企画した。「道後温泉」や「坊っちゃん列車」など、ゆかりの文物を見つつ翻訳を進めてもらおうとの計らいだ。

 有志はチベット語対訳版の刊行をめざし、合宿中に公開のシンポジウムも開く。教え子たちは、『坊っちゃん』がどれほど市民に愛されているかも、肌で感じることだろう。

by fanson2004 | 2007-02-11 13:02 | つれづれ日記

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